季節の展示

冬展示石英構造

標本館の展示室に入る前にちょっとだけ、左にある展示ケースに注目してみて下さい。ちょっとしたスペースを使わせて頂き、私達みちのく博物楽団が作成した「季節の展示」がそこにあります。

冬展示全体

季節の展示とはその名の通り、季節にちなんだテーマで作っている展示です。今は冬ということで雪の結晶にちなみ、自然が作る結晶である鉱物をテーマとした展示を行っています。そもそも鉱物ってなんだろうという素朴な疑問から、黒鉛とダイヤモンドが同じ炭素原子から出来ているのにあんなにも違うものになる理由まで、分子模型や美しい写真とともに紹介しています。春が来る前にぜひご覧下さい。

季節の展示としてこれまで、春には花を咲かせる植物の化石、夏にはキープ氏の膨大な数の軟体動物標本(通称キープコレクション)から選りすぐった美しい貝殻、秋には実りをテーマにさまざまな植物の種の化石や現物を展示してきました。これらの季節の展示はもちろん期間限定ですが、四季は巡りますので見逃した方はご安心下さい。

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これらの特設展示は、標本館や大学の先生方に科学的な正確さのチェックはお願いしておりますが、テーマや標本の選定から解説の作成、実際の展示を行う段階まで全て学生の手で作られています。他のミュージアムではみられない、ここだけの展示です。みなさまのご来館を心待ちにしております。