みんなでどろんこ!生きもの観察in地底の森2

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2015年9月26日と27日に地底の森ミュージアムでSMMA(仙台・宮城ミュージアムアライアンス)クロスイベント「みんなでどろんこ!生きもの観察in地底の森2」が行われました。初日は雨模様でのスタートでしたが徐々に回復し、二日目は素晴らしい晴天での開催となりました。

これは地底の森ミュージアムと東北大学総合学術博物館、そしてみちのく博物楽団によるコラボイベントで、普段は異なる分野を扱うミュージアムがコラボすることで新たな楽しさを作り出したいという試みです。SMMAではこういったクロスイベントを奨励しており、この「どろんこ」も去年大変ご好評を頂いたので今年も開催することができました。

「みんなでどろんこ!生きもの観察in地底の森2」は、地底の森ミュージアムの野外展示「氷河期の森」にある池で参加者さん自身が生きものを採集し、様々なツールを用いて生きたまま観察することでより生きものやそれを取りまく自然を身近に感じてもらおうというイベントです。しかし、採集し観察する生きものは魚やザリガニなどの大きな生きものよりむしろ1cm以下の小さなものがほとんど。そんなに小さな生きものをどうやって捕まえ、観察するのでしょうか?当日の流れを追ってみることにします。

まずは池の泥を網で集めます。泥集めをする時は「本当に生きものがこのバケツの中に入っているのかな?」と少し半信半疑な様子でしたが、泥集めも真剣にやると楽しいもの。子ども達は満面の笑顔で網をふるっていました。普段どろんこになることのない我が子をみてちょっぴり驚いているお母さんもいらっしゃいました。集めた泥を洗って薄めて観察しやすくしたら部屋に戻って、泥水の中から生きものを探します。バットにこの泥水を流し込んで少し待つと生きものだけが動くのでそれが目印です。しかし1cmもない生きものを泥水の中から探し出すのは、いくらコツがあっても大変なもの。目をお皿のようにしてバットをのぞき込みます。見つけた生きものはスポイトやスプーンなどを使って別にしておきます。「泥を集める時は全然見えなかったのにこんなに生きものがいるなんて!」と皆さん大変驚かれていました。「普段と少し見方を変えるだけでこんなに見えるものが変わるのですね」と、あるお母さんがつぶやかれていたのが印象的でした。

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泥の集め方を実演する向井先生と一生懸命それを聞いている参加者の皆さん

 

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集めた泥を芝生広場で洗って薄めます

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バケツの泥水を全て探し終わったらいよいよみつけた生きもの観察の時間です。サイズ違いの透明なケースやジップ付きの透明な袋、ルーペや持ち運び型顕微鏡を用いて様々な角度からのぞき込み、動きや色、足の本数などに注目して観察します。そしてここで気付いた特徴をもとに、種の同定を行いました。金沢大学の向井先生や地底の森ミュージアムの学芸員である長田さんには分類チャートでは追い切れない質問にたくさん答えて頂きました。子ども達の発する素朴な疑問にスタッフが「なるほど~」と感動することも度々でした。いくつかの家族間で取れた生きものを見せ合う場面もありました。

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ペンライトを使うと見にくいものがくっきり見えるようになることも

 

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子ども達の中には、向井先生や長田さんから聞いたことを楽しそうに、そして少し自慢げに他の子に教えている子もいました。そういった姿を見ると、向井先生や長田さんを始めとして地底の森のみなさん、そして私達みちのく博物楽団も、このイベントに関わってよかったなと嬉しくなります。

アンケートの中にはちらほらと「普段はできないような生きものとの触れ合いができて良かった。こういった機会があればまた是非参加したい」という感想があり、私達としてもたくさんの人と協力しながら、これからも楽しさを発見するお手伝いしたいという気持ちが強くなりました。

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